遊戯王 大逆転クイズデッキ⑬ 強欲で謙虚な壺
ある意味「成金ゴブリン3枚分」
◇あいさつ
こんにちは、
hamarD(はまーでぃー)です。
前回は、
このデッキには成金ゴブリンが実質10枚!
のような話をしました。
ドロー系統の魔法カードにも色々あります。
そして、今回ご紹介する
「強欲で謙虚な壺」は、
一段と変わったドロー系のカードだと言えます。
「強欲で謙虚な壺」が登場した当時は、その強さと、スーパーレアということもあり、
とても高騰していました。実際に使っている人はかなり多かったです。
一時期は準制限にかかったほどです。
しかし、カードはソシャゲなどと同じで、どんどんインフレしていくので、
当時よりも相対的に弱体化しています。
もちろん今は無制限です。
それでも、特定のコンボパーツを集めたいようなデッキにおいては
トップクラスの強さを誇るカーです。
特に、大逆転クイズデッキのように、特定のカテゴリを軸に組んでいないデッキ
は、1枚1枚のカードが集めにくいので、
このカードは重宝します。
(大逆転クイズについてお読みでない場合はこちらをどうぞ↓)
◇強欲で謙虚な壺
本日ご紹介するカードは
強欲で謙虚な壺
です。
遊戯王カード SPHR-JP044 強欲で謙虚な壺 (ノーマル)遊戯王アーク・ファイブ [ハイスピード・ライダーズ]
強欲で謙虚な壺 通常魔法
「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、
その中から1枚を選んで手札に加え、
その後残りのカードをデッキに戻す。
いかがでしょうか。
デッキの一番上から3枚見て、その中の1枚を選んで加えるカードです。
カードの枚数自体は変わりませんが、
これ1枚で、3枚の中から加えたいカードを選択できるのがこのカードの強みです。
どうしても必要なカードをドローしたいという時には、
ある意味「成金ゴブリン3枚分」
とも言えるでしょう。
このカードは他のドローカードやサーチカードとは違い、
使い方はこうだ!
というのが難しいです。
なぜなら、めくった3枚の内、その時の状況に応じてふさわしいカードを
選ぶ必要があるからです。
〇大逆転クイズ
その時の状況…というとなかなか難しく聞こえますが、
その中でも、特に優先して加えるべきなのはやはり
「大逆転クイズ」です。
「大逆転クイズ」が手札に無いとこのデッキは勝てません。絶対です。
このカードで捲った3枚に「大逆転クイズ」があった時は、
既に手札に持っている場合を除いて、必ず加えましょう。
〇注意点
このカードは強い分、注意点が多いです。
3枚見て1枚選んで加える効果が強いのは明白なので、
このカードは長所よりも短所を見て、
入れるか否か、何枚入れるかなどを検討するといいと思います。
いくつか注意点を上げてみます。重大だと思うものから挙げています。
- 1ターンに1枚しか発動できない
- 相手に情報を与えてしまう。
- 発動したターンは特殊召喚できない
- カードアドバンスとの相性も微妙
①1ターンに1度しか発動できません。
普通のデッキならそれほど問題ではないのですが、
このデッキでは成金ゴブリンのようなドローの役割のカードが10枚以上入っているので、
「強欲で謙虚な壺」自体が被ってしまい、使いづらくなることが非常に多いです。
次のターンまで待てばいいと言われればその通りなのですが、魔法カードだらけで相手を妨害するカードが少ないこのデッキでは、「1ターン早ければ可能性があった」なんてことが非常に多いです。
効果自体はとても強いのですが、このデッキでは手札で被りやすくスピードが落ちるので、
僕は今は2枚にしています。
1ターンに1度しか発動できないので、「手札で被りすぎるな」と感じたら、
2枚にするのもアリだと思います。
②手札に加えたカード共々、
めくった3枚を相手に見せるので、デッキがバレます。
いわゆる「情報アドバンテージ」を与えてしまいます。
特にこのデッキでは、「初見殺し」要素が強いので、
相手がこちらのデッキの詳細を把握していない時には、
このカードは発動しにくいです。
遊戯王にそれなりに詳しくて構築やプレイングが上手な方でも、「大逆転クイズ」を知らないということはおおいにあります。
「相手がこちらのデッキをよくわかってないから何とか勝てた」
という可能性をこのカードが潰してしまう場合があります。
初見の相手に発動する時は、
相手にこちらのデッキの情報を明かしてしまう
ということに気をつけましょう。
とはいえ、隠し通せないほどにはどう考えても変なデッキなので、
気を使うのは本当に初見相手の場合だけで良いでしょう。
③特殊召喚カードとの相性が悪い
大逆転クイズデッキではそこまで特殊召喚しないのですが、組み方によっては、
全くしないわけではないと思います。
基本的にジリ貧になるこのデッキでは、本当に1ターン待ったか待たないかで勝敗が分かれることがおおいにあり得るので、
特集召喚するカードが少なくないデッキ構成なら、いっそのこと抜いてしまってもいいと思います。
④は、テラフォーミングやアームズホールでも同じことが言えるため、そこまで問題ではないですが、
「強欲で謙虚な壺」は、基本的にカードアドバンスより先に発動するようにしましょう。
カードアドバンスでせっかく並べ替えたデッキトップが、シャッフルされてしまいます。
◇おわりに
今回は以上です。
状況に応じて手札に加えられるカードを変えられる、
というのはかなり画期的で、他のドロー系のカードには殆どありません。
その分、
「このターン特殊召喚出来ない」
「1ターンに1度」
「めくった3枚は相手に見せてしまう」
のようにデメリットも多いです。
その人のデッキの組み方によって、評価が大きく変わるカードだと思います。
また、成金ゴブリンのようなシンプルな1ドローカードは
引いたからとりあえずすぐ使う
ということが多いですが、
せっかく3枚の中から選べるのですから、
発動する順番や、タイミングに気を付けましょう。
次回は、
「ドロー」と「防御」
を兼ねた、制限カードをご紹介します。
お読みいただきありがとうございます!
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次回も読んでいたただけると嬉しいです。
以上、hamarD(はまーでぃー)でした。
おわり